2013年04月09日(火)

「イスラエル人に、引き返すように言え・・海辺に宿営しなければならない」出エジプト14:2


モーセに導かれたイスラエルの民は、苦役のエジプトを出た。その時に、主は、約束の地に導く時に、近道であるペリシテ人の国には行かせず、「荒野の道」へ向かわせられた。民が戦いを見て、心が変わりエジプトに引き返さないようにであり、主のご配慮であった。ペリシテや敵との戦いが恐くて、恐怖の余り引き返してしまうだろう。そのため、あえて回り道を行かせられた。

私たちも、楽な道、平らな道へ行きたい。しかし、主は近道ではなく、あえて荒野の道を通される。神が困難な道を通されるのだ。そして、荒野の端のエタムに来た時に、主は「引き返せ」と言われた。引き返すならエジプトに近づいてしまい、しかも目の前は海であって、袋小路の状況だ。案の定、エジプト軍が追って来た。民は非常に恐れた。「主に向かって叫んだ」のは良かったが、すぐに目に見えるモーセに不平不満をぶつけた。

主が雲の柱、火の柱で、昼も夜も導いて下さっているのに、エジプトに帰りたいと不信仰に陥った。しかし、「パロとその軍勢を通してわたしの栄光を現わす」ためであった。主は超自然のみわざをし、民を救い、栄光を現された。今、窮地にあるだろうか。前は海で、後ろからエジプトの軍勢、前進も後退もできない。絶体絶命だ。失望落胆だろうか。しかし、主が戦って下さる。そして主の栄光を現わされるためだ。主を信じよう。
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平坦な道ではない所で何度も主に助けられたはずで、また今通っている道もあえて通らされている主のご計画の何処だ。わからないけれど益と信仰と希望をもって歩もう。