2014年09月09日(火)

「パロとその全軍勢を通してわたしは栄光を現わし、エジプトはわたしが主であることを知るようになる」出エジプト14:4




イスラエルの民は、モーセに導かれて、神の奇跡につぐ奇跡によっ
て、苦役のエジプトを脱出した。しかし、荒野の端に宿営した途端、
神はモーセに、その民に「引き返す」ように言えと告げられた。
引き返して、海辺で宿営せよと。とにかく一刻も早くエジプトから
遠ざからねばならないのに、あえて「引き返せ」と。

なぜそんな事を?パロは、彼らがあの地で迷子になったと言うであ
ろうと。パロが追跡すれば、パロの全軍を通して「わたしの栄光を
現わす」と。そしてエジプトが「わたしが主であることを知る」と。
民はその通りに従った。するとパロは、えり抜きの戦車600とエジ
プトの全戦車と精鋭の部隊で、民を追跡した。そして何と「彼らに
追いついた」。

民は「非常に恐れて、主に向かって叫んだ」。主に叫んだのはよい
が、モーセを通して、主の答えを待つのでなく、モーセを責め、文
句をぶつけた。そのモーセに、主は導きを与え「恐れるな、主の救
いを見よ、主が戦われる、黙っていよ」と。前は海、後ろは追軍の
絶体絶命に、奇跡を行なわれ、目の前の海を分け、道を造られた。

私たちも、前進も後退もできない、突如の苦しみに会うかも知れな
い。それは、神の栄光のためだ。その試練を通して、神が栄光を現
わされる。そして私達は、主がまことの神であることを新たに知る。
すべての事態はご計画の中だ。その試練の中で、主の御声に従おう。
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前にも後ろにも出口のない問題に進むべきか後退すべきか、ああで
もない、こうでもないと思い煩う。聞くべきは迷っている自分の声
ではなく主の御声だ。主を信頼し落ち着いて主の御声を待とう。