2015年11月09日(月)

「ふたりは口づけして、抱き合って泣き、ダビデはいっそう激しく泣いた。ヨナタンはダビデに言った。『では、安心して行きなさい・・』」Tサムエル20:41




サウルはダビデが気に入り、自ら召しかかえた。ダビデはサウルに
仕え、戦いに勝利を重ねて行った。そんな時、女たちの「サウルは
千を打ち、ダビデは万を打った」との言葉を聞いた時に、サウルは
妬みに支配され、ダビデを疑心暗鬼で見るようになった。ダビデへ
の妬みは憎悪となり、殺意となった。

何とある時、ダビデを殺そうと、槍を投げつけた。その槍は壁に突
き刺さった。そんなダビデに主が共におられたので、ダビデはます
ます大勝利を収め、サウルは更に恐れた。ダビデはずっとサウルに
命をつけ狙われたが、ダビデは決して報復しようとはしなかった。
サウルが、神から油注がれた王であり、ダビデが神を畏れていたた
めだった。

どんな危険があっても、神が自分を守って下さると信じていたので、
自分で自分を守ることをしなかった。しかしサウルは、ダビデに自
分の地位を奪われるのではと怯えた。そして、息子ヨナタンのため
だと言いつつ、ヨナタンがダビデをかばうと、ヨナタンまでも槍で
打ち殺そうとする。どうしてもダビデを殺害したかったようだ。

ヨナタンは父親の固い意志を知り、主に在ってダビデの命を助ける
よう行動した。主がヨナタンを用いて、ダビデの命を守られた。
ヨナタンは自分の将来の地位ではなく、ダビデを守った。人の生き
死に、地位、境遇は「高く上げることは、東からでも、西からでも
なく、神が」の通り、すべてが御父の主権と、御心の中にあるとは
何と平安だろう。委ねて安んじていよう。
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常に神に拠り頼み、神の主権の下にへりくだったダビデに習おう。
神は背後の全てを動かし、ご自分の計画を必ず実現される。