2016年03月10日(木)

「でもおことばどおり、網をおろしてみましょう」ルカ5:5





ペテロは、徹夜で漁をしたが、何と一匹もとれなかった。主が、群
衆に御言葉を話す間も、背を向け、網を洗っていた。一刻も早く帰
宅し、休息を取りたかったろう。そんなペテロに、主は、舟を陸か
ら少し出すよう頼まれた。ペテロはそのようにした。主は舟から群
衆に話され、ペテロはそこにおらねばならず、御言葉が耳に入る。

その後、主はペテロに「深みに漕ぎ出して網をおろして魚をとりな
さい」と言われた。プロ漁師が捕れなかったのに、素人に何がわか
る。今の時刻に魚はいるはずがない。そんな事より早く家に帰って
休みたい。理解はできなかったが、「でも、おことばどおり」網を
下ろした。すると驚くべき大漁だった。

まず舟を少し出すように言われた時、その小さな一歩に従った。そ
の次に、大きな一歩が来た。小さな事に忠実に従う事により、主は、
次々と従うべき事を示される。今、御霊により、小さな事でも示さ
れているなら、示しに従おう。次の展開がある。「でもおことばど
おり、網をおろしてみましょう」これが大切だ。

又、あなたにとっての「深みに漕ぎ出す」は何だろう。信仰の一歩
前進だろうか。何かの決心だろうか。浅瀬にとどまっていないで、
一歩、踏み出すよう示されているだろうか。又、今まで棚上げにし
て来た、避けて来た、しかし薄々感じている、その問題の解決の事
だろうか。
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深みに漕ぎ出せないのは、日々の小さな導きを流して自分の浅い経
験で動きだすからではないかと問われているようだ。「でもおこと
ばどおり」の従順さで、祈り、御言葉に向き合っていきたい。