2017年03月10日(金)

「下がれ。サタン。あなたはわたしの邪魔をするものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている」マタイ16:23


主が「多くの苦しみを受け、殺され、三日目によみがえる」と十字
架の贖いをはっきりと話された時に、ペテロは「そんな事が起こる
はずがありません」と主をいさめた。その時に、主は「下がれ。サ
タン」とペテロに向かって言われた。その前に、「あなたは生ける
神の御子キリストです」と信仰告白したばかりだった。この事を明
らかにしたのは、人間ではなく、天の父だと。

そのすぐ後で、今度はサタンの声に聞いている。ペテロがサタンが
らの思いを受け入れたのは、「神のことを思わないで、人のことを
思っていた」からだ。ローマ帝国の支配から解放してくれるはずの
主が、死ぬ、殺されるなどと有り得ないことだった。私たちも、思
いを吹きかけるサタンに欺かれてしまう時は、神のことが飛んでい
て、肉の思いにいる時だ。

その時は、決まって神が意識から飛んでいる。目に見える所しか見
ていない。サタンにだまされてしまう。肉の損得、ある時は肉の情
に支配され、神無しで判断してしまう。パウロは「今後、人間的な
標準で人を知ろうとはしません。かつては人間的な標準でキリスト
を知っていたとしても、今はもうそのような知り方はしません」と
言った。

人間的な標準とは、肉の価値観だ。サタンは巧く肉の価値観、この
世の価値観に誘い、方向を誤らせ、道を間違わせてしまう。自分は
正しいと思い込むのでやっかいだ。御言葉、御霊の示し、主に祈り、
拠り頼んでいよう。御霊が気づきを与え、御心へと導かれる。
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御言葉を聞いて満たされ立ち上がり、今度は健康第一、家内安全の
価値観で励ましたり慰めたりしてしまう。正しいこと良かれと思う
ことで堂々と主のご計画の邪魔をしてはいないか。弱さを覚えたい。