2017年10月10日(火)

「あなたがもし、不義に目を留められるなら・・だれが御前に立ちえましょう。しかしあなたが赦してくださるからこそあなたは人に恐れられます」詩篇130:3


ある夫妻の子供が、未熟児で出生後、育たずに亡くなった。医療も
今のようでは無かった。しかし夫は、悔いに胸がふさがれた。非常
に若くして結婚したので、まだまだしたい事も多く、遊びたくもあ
った。そのため内心、妻の妊娠を喜べなかった。あのスポーツ行事、
この旅行も〜キャンセルしなければならない。

数々の制約に、子供はもっと先で良かったのに、との不満で一杯だ
った。そのため、子供が亡くなった時、子供が死んだのは、自分の
せいと、自分をひどく責めた。幾ら周囲が慰めてくれても、そのと
がめ、罪責感は消えず、苦しみはどうにもならなかった。その後、
主に出会い、悔い改めが与えられ、心の苦しみ、とがめ、辛さ、思
いの何もかもを吐き出して行った時、初めて心の平安を経験した。

「子よ。あなたの罪は赦されました」の言葉が響いて来た。あれほ
ど苦しかった心に安らぎが満ちた。ある人は、辛い対人関係があり、
余りに辛く当たられ続け、それは内に憎しみとなって積もった。決
して表には出さないが、心は憎しみで一杯で、どす黒く、重苦しく、
自分が辛くてたまらなかった。

主は、少しづつ〃手を取って導いて下さり、悔い改めが与えられた。
「もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方
ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださ
います」と赦しの確信が与えられた。あの胸の辛さと苦しみが、き
れいに消え去り、心に喜びが来た。
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御神が私たちの罪に目を留められるなら、誰が御前に立っていられ
るだろう。主の贖いにより豊かな赦しが備えられている。苦しみの深
い淵より主は引き上げてくださる。