2020年07月10日(金)

「神は悪に誘惑されることのない方であり、ご自分でだれを誘惑なさることもありません」ヤコブ1:13



誘惑について御言葉は言う。「人はそれぞれの欲に引かれ、おびき
寄せられて、誘惑される」と。誘惑は、外部から来るのでなく「欲
に引かれ」と、私たちの内側から始まる。魚釣りのように、サタン
が私たちの内側の「欲望」に誘惑の餌を投げかける。その餌に食ら
いついてしまうと、誘惑にかかってしまう。もし、欲望が内側に無
ければ、餌がどれだけあっても、何の誘惑にもならない。

誘惑は、心の欲から起きるのであり、状況からではない。エデンの
園で、サタンは、エバにまず疑いを起こさせた。「本当に?神が言
われたの?」、私たちにも同じように誘惑が来る。主がはっきり罪
だと言われている事に対しても「本当に?この場合はいいんじゃな
いの?」示されている御心についても「本当に?自分の思いではな
いの?」

次に、サタンは、エバに「決して死にません」と正反対の嘘を堂々
と言って来る。しかしサタンに耳を傾けて行った時、欺かれてしま
い、もう嘘が見抜けない。「あなたは神のようになる」は、エバに
とり、大きな誘惑であった。「手に入れると、幸せになれるよ」、
心が惹かれそこに向いてしまうと、サタンの嘘にだまされ、行動に
移ってしまう。

サタンの言葉を心に入れてしまうと、主が禁じられた木は、好まし
く魅力的な、素晴らしいものにしか見えなかった。その結果、取っ
て食べてしまった。私たちもサタンに聞いて行くと、そのように見
えてしまい、行動に移して行ってしまう。霊の戦いは祈り無くして
戦えない。祈りと御言葉によって勝利して行ける。
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「この場合はいいんじゃないの?」の声に馴染みはないだろうか。
失敗から学び、肉の欲に自然に溶け込んでくるサタンの声に気づけ
るよう祈り備えていよう。