2021年10月08日(金)

「まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ」詩編1:2



言葉には大きな力がある事を、良きにつけ悪しきにつけ、経験して
来ただろう。言葉は、両刃の剣であって、人を生かしも殺しもする。
不用意な一言で、長年かけて培われた信頼関係が崩壊してしまった
という話も耳にする。身体の傷は、時間がたてば治るが、言葉で受
けた傷は、心深くに突き刺さり、ずっと残るので、なかなか癒えに
くいと言われる。

又、反対に、言葉で、生き返らされた経験もあるだろう。深い失望
の中で、ある人の言葉で、まさに死の淵からよみがえらされた人も
いる。日常で、一言の親切な言葉、思いやりの言葉、愛情の言葉で、
励まされたり、慰められたり、立ち直れたりしただろう。言葉の影
響力は甚大だ。又、自らの心で、いつもどんな言葉を発しているだ
ろう。

「無理」「できない」「だめだ」「どうせ私は」「いつもこう」悲
観的、否定的言葉を発していると、ネガティブ思考となり、消極的、
不信仰な人生となってしまう。「信じよう」「主にはできる」「主
により必ずできる」「私は弱いが、主が共におられる」信仰的、肯
定的な言葉から信仰的人生となる。言葉は極めて重要だ。普段どん
な言葉を心で発しているだろう。

大人が、外国語を習得するにはどうだろう。多くの時間をかける必
要がある。その外国語を意識して聞き続ける事が不可欠だ。それな
ら、命の御言葉が心に培われるために、御言葉を反すうし、思い、
何度も口ずさむ事はどんなに大切だろう。自らの心の内の言葉を点
検してみよう。そして御言葉を受け止め、御言葉を信じ、行なう事
に意識を向けて行こう。
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何か事がおこると、心は主に向いていても反射的に否定的な言葉が
出てしまう。言葉は自分の選択だ。主の言葉を蓄え豊に養われて生
きよう。信仰を言葉で表していきたい。