2023年12月09日(土)

「そして、その川の水を飲まなければならない。わたしは烏に、 そこであなたを養うように命じた。」T列王17:4


エリヤは主の示しを受け、アハブに雨が降らない事を宣言する。
悪王アハブの事だ、気に入らなければ、その場で打ち首も不思
議はなく、勇気が要った事だろう。信仰により従った。すると主
はエリヤに、ケリテ川に行き、身を隠せと指示された。カラスによ
り養うと。エリヤをかくまうためだった。

カラスに自分の命の糧がかかっているなど、何と心もとない事だ
ろう。しかし、これはカラスに頼るのでなく、主の言葉に頼る事の
訓練だった。私たちも、訓練を受ける。何に頼っているのだろう。
働く事のできる身体だろうか。生活の安定を保障する富だろう
か。いつも慰め、励ましてくれる人だろうか。拠り所としている
ものは何だろう。

又、「身を隠せ」から、密室での主との交わりを教えられる。目に
見える成果や成功等は、誰しも大好きだが、全く見えない地道な
事は好まないだろうか。しかし豊かな実は、根が、誰にも見えな
い地中で張ってこそ結ばれる。大木の根は地中深く張り巡らされ
ている。

隠れた主との交わりこそが、生き生きとした歩みの原動力だ。そ
れが主にとどまるという事だ。ある人が突然の入院となり、ベッド
で意気消沈した。懸命に力を注いだ企画の、完成直前だった。
「なぜ、どうして」と受け入れられない、反抗的な思いに気づき、
祈りに持って行った時に、悔い改めることができた。

すると、入院が、主との静かな交わりの時とされた。心に平安が
満ちた。多忙でひたすら駆け回っていた日々だった。主が幸いな
交わりに引き戻して下さった。そして病室で、執り成しの奉仕とさ
れ、その企画は大成功を見た。祈りであずかれたことに感謝した。

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「そこで」と言われている。主の御心の中にいるなら、烏を遣わし
てでも、必ず必要が与えられる。奇跡をもって養って下さる。主の
御心を求め、御心に従って行きたい。又、一日〃主との交わりを
重ねて行けるように。