2024年01月10日(水)

「ルツは言った『・・あなたの行かれる所へ私も行き、あなたの住ま れる所に私も住みます。あなたの民は私の民、あなたの神は私の神 です。』」ルツ1:16



飢饉の際に、エリメレクとナオミ夫婦は、糧を求めて、偶像の地モ
アブへ移住した。そのモアブでエリメレクは死に、二人の息子は妻
を迎えたが、息子たちも死んでしまった。やがて故郷の飢饉が去
り、ナオミは帰郷の決心をする。モアブの地から「帰ろうとし
た」、神に立ち返ろうとした。

その時、嫁のルツが自分の郷里を捨て、まだ見ぬ異国の地へ、ナオ
ミと共に行く決心をした。それは、ナオミの背後のまことの神を見
て、神に従う決心であった。故郷に戻ると、女たちが「まあ、ナオ
ミでは」と言うと、「私をマラ(苦しむ)と呼んで」と言った。ナ
オミは、家族の幸せのために、神から離れ、偶像の地へ移った。

しかし、「私は満ち足りて出て行ったが、主は素手で帰された」
と。主が私を辛い目に会わせられたと。ナオミは砕かれへりくだら
された。しかし主に立ち返ったナオミには、ルツが与えられてい
た。主に従った二人には、すでに豊かな備えがあった。帰郷時が、
丁度ピッタリに大麦の刈り入れの時だった。

その時を狙ったわけではない。その「時」に導かれたのは主であっ
た。落ち穂拾いで、生活の糧が与えられた。ルツとボアズの結婚が
備えられていて、素手で帰った手に、孫を抱く事になる。どんな時
でも、主に立ち返ることができる。主は豊かに祝福して下さる。
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主のご計画も摂理も十分に理解できない者だが、失敗しても逃げ出
しても主はいつも愛をもって心配し関わり続けてくださる。どこか
らでも立ち返れる。主を頼ろう。