2025年04月08日(火)

「あなたの重荷を主にゆだねよ。主は、あなたのことを心配して くださる。主は決して、正しい者がゆるがされるようにはなさら ない」詩篇55:22



日常で、私たちは幾度も困難や問題にぶつかる。その問題は壁のご
とく、目の前に大きく立ちはだかる。ああでも、こうでもないと悩
み、思い煩い、四六時中その問題に飲み込まれ、囚われてしまう。
その悩みの最中は、真っ暗なトンネルのように感じる。悩みのトン
ネルの中にいると、ずっとこのまま永遠に続くと思える。出口など
あるように思えない。

遠くにだとしても、もし出口の一条の光が見えたなら、どうだろう。
それは光で、希望で、耐えることができる。真っ暗闇の中で、主に
祈るのだが、苦しみから逃れたいばかりだ。苦しみが早く無くなっ
て欲しい、助けて欲しい一心で、すぐに解決をと、もがく。この辛
さを取り去って欲しい。主に委ねる事だとわかるのだが、頭だけの
事で、委ねることができない、ゆだねようとしない頑なな自我があ
る。

ある人が苦しい状況に陥り、頭では委ねる事が大切とわかる。そこ
で「委ねます」と祈る。少し心が楽になった気がする。しかしすぐ
に、ああでもない、こうでもないと、悶々と対策を考えている。気
持ちは苦しい。そこで再度「委ねます」と祈る。しかし思い煩いは
去らず、胸の苦しさも消えない。それを繰り返す中で、初めて、自
分は委ねる事が出来ないと悟った。

それで「委ねる事ができません。助けて下さい」と祈った。その時
に、今まで延々堂々巡りだったのが、何と委ねる事ができたのだ。
すると胸が楽になり、その後、問題解決の糸口が見つかった。委ね
られないなら、そこから始めよう。
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どうしても自分の望む結果がほしく、祈っても平安が来ない。委ね
るまでが試練のようだ。結果を手放せるように祈りたい。主に委ね
られた時、問題の中で平安を受け取る。