2025年05月10日(土) 「五羽の雀は二アサリオンで売っているでしょう。そんな雀の一 羽でも、神の御前には忘れられてはいません」ルカ12:6
「五羽の雀は二アサリオンで売っているでしょう。そんな雀の一 羽でも、神の御前には忘れられてはいません」ルカ12:6
当時、雀は小さく、価値の無い、無力なものの代名詞だった。誰 にも気に留められないような存在だ。アサリオンは一番安い値で あり、最も安値で売られている雀だが、そんな雀の一羽でも、主 に忘れられていないと。又、主の許しがなければ、地に落ちるこ とがないと。主の目に留められ、常に堅く守られている。 ましてや雀より遙かにまさっている私たちの事を、片時も忘れられ る事はなく、ずっと主のまなざしが注がれている。何と嬉しい事だろ う。時に挫折感に襲われ、自信を失い、自分の無力を憂い、役に 立たない者と思う事があるかも知れない。しかし主の深いご愛が 注がれ、その愛は、どうであろうと、決して変わる事が無い。不変 だ。そして「あなたがたの髪の毛さえも、みな数えられている」と。 何と髪の毛の数まで知り、あなたの髪の毛の数をご存じだ。つま り、主は全知であり、全主権を握っておられる。主の許し無くして、 何一つ起きないので、あの事も、この事も、偶然は一つも無く、た またま起きたのでは無い。主の計らいだ。ご計画の内だ。だから 「恐れることはない」と。 私たち一人一人の何もかもをご存じで、私たちの一日一日を、人 生を支配し、慈しみ、見守り続けて下さっている。突然、何かが起 きようと、どんなに厳しい状況になろうと、大丈夫だと。主の許しの 中で、主権の中で、ご計画の中で、起きていることを覚えよう。主の まなざしが注がれていることを覚えよう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 何という恵みの中だろう。御父の許しがなければ、雀一羽さえ地 に落ちない。次から次と様々、事が起きるが、すべてが御手とご 計画の内である安心感。ほんろうされているのでなく、主のプラン の中に堅く守られている。そこを見つめて立っていよう。