2005年11月09日(水)

「キリストも、あなたがたのために苦しみを受け、その足跡に従うようにと、あなたがたに模範を残されました」(Tペテロ2:21)

よく知られた例えがある。断崖絶壁の、
人が一人だけかろうじて通れる、危険
な山道で、二人が鉢合わせした。前進
もバックも不可。どうすれば良いか。一
人がひざをかがめ低く伏して、もう一人
がその上をまたいで、二人共無事通過で
きた。謙遜の絵だ。全身をかがめ、人
を自分の頭の上を行かせて救う。主が
十字架上でして下さった事だ。神が人と
なられ、その身に罪を引き受け、罰を受
けられた。私の罪のために身も心も引き
裂かれて。これが私達に残して下さった
謙遜だ。ちょっとプライドが傷つけられる
と怒り狂い、虚栄心に触れると傷ついた
とわめき、なんと自我の肥え太った者だ
ろう。あの事この事、起こる事態で高慢が
砕かれ、へりくだらされる事が大きな恵み。
・・・・・・・・・・・・・・
自分の身に、様々な出来事が起こる。一つ
一つの事態から学ばせたいと思っておられ
る。へりくだりを学ばせたいのではないか。
高ぶった者をへりくだった者にと。起こる一つ
一つの事態をよく考えてみよう。