2007年05月10日(木)

『しかし彼は答えて言った「私はあなたに何も不当なことはしていない。あなたは私と一デナリの約束をしたのではありませんか。自分の分を取って帰りなさい」』マタイ20:13



一人暮らしの独身女性が、年末に
なりイルミネーションが輝き、街
がクリスマスでにぎやかに、キラ
キラし出すとたまらなく寂しくな
った。巷がにぎわい、特に家族団
らんが溢れる年末年始はひどく孤
独に感じた。周囲の家庭を見ては、
神は不公平だと不満が募った。そ
の時、ぶどう園の例えで気づきが
与えられた。朝早くからぶどう園
で働いた人達は、賃金に満足して
いた。一日の労を終えるなら、そ
の日の糧を得て帰宅できるのだ。
妻子の喜ぶ顔を思い、又、その日
の賃金が保障されているのだから、
暑さの中も平安に働けた事だろう。
ところが隣と比べた途端、感謝と
平安が吹っ飛び、不平不満と怒り
で一杯になった。隣を見る事がな
ければ、自分に与えられた報酬に、
満ち足りたままではないだろうか。
彼女は、自分の心の態度の問題だ
と気づいた。人との比較ではなく、
また、自分の理想との比較でもな
く、ありのままの自分を認め、そ
こで神に従って行くなら、来る日
も来る日も平安で幸せでいる事が
できるのだ。比較を止めて、神と
自分の関係の中で歩もう。神の御
心を絶えず尋ね求めて、御心を行
って行くのだ。人に関係なく、自
分は神と共に常に平安の中を歩め
る。
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人との比較や、自分自身が今の自
分を認めていないのなら、いくら
頑張っても不満と落ち込みを感じ
る。喜びをもって平安にあゆむに
は、私をただ一人の人であるかの
ように愛して下さっている神様の
御言葉の約束を握りしめ、周囲か
ら神様に目を転じよう。