2007年12月10日(月)

「神をあがめるために戻って来た者は、この外国人のほかには、だれもいないのか」ルカ17:18



10人のらい病人が、主のもとに来
た。当時、らい病は汚れた病気と
の事で隔離されていた。人々に近
寄る事は許されず、「私は汚れた
者です」と自分で言わなくてはな
らなかった。病の上に、社会生活
は閉ざされ、病気の苦しみと共に、
更に精神的な辛さ苦痛があった。
主のもとへ来たのは必死な思いで
あったろう。声を張り上げて「ど
うぞ、あわれんで下さい」と叫ん
だ。主はあわれんで、彼らを癒さ
れた。10人の内、1人だけ主のも
とへ戻り、あとの9人は帰って来
なかった。病気が完全に治り、社
会に復帰できて、自由に社会生活
が送れる。生けるしかばねのよう
であった彼らから見れば、何と夢
のような事だろう。9人は、何と
ラッキー、万々歳、良かったと、
世の中へ帰ってしまった。彼らに
とっては飛び切りのラッキーであ
り、偶然の事態であった。そこに
神は無かった。感謝するために戻
った1人は、神への感謝と賛美と
喜びで一杯だった。そこに神を認
め、神を崇めたのだ。彼だけに、
新しい信仰の人生が始まった。
「あなたの信仰が、あなたを直し
たのです」彼は神の愛に出会い、
神の愛の中を生きて行く人生が始
まった。何が肝心なのだろう。病
気が治る事だろうか。「世の終わ
りまでいつもあなたと共にいる」
その人生へと招いて下さっている。
苦しい時も喜びの時も、いつも主
と共に生きて行ける事の何と幸い。
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神なき人生なら喜びも悲しみも消
えては、また起こる偶然の連鎖で
しかない。感謝も、喜びも、しみ
じみ幸せだと思えることも神様と
同伴して行く人生だからこそだ。
今週も感謝し賛美し歩もう。