2008年05月10日(土)

「悪いことをする者は光を憎み、その行ないが明るみに出されることを恐れて、光のほうに来ない。しかし、真理を行なう者は、光のほうに来る」ヨハネ3:20

今、目の前にしんどい対人関係がある
だろうか。どうしても相性が合わず、
日々が辛く苦しい状態だろうか。きつ
く当たられ、辛い状況にあるだろうか。
家庭で学校で職場で、近隣で、悶々状
態だろうか。相手が悪いと思ってしま
う。あの人が、この人が、あの言葉が、
この態度が、相手さえ変わればと願う。
又、環境が変わることが切なる願いと
なる。あの相手がいない環境に変えて
欲しいと祈る。そして、相手のあの言
葉さえなければ、私は傷つかないのだ
から、相手が悪いとしか思えない。い
つしか相手を責めて行く。相手が変わ
るように、状況が変わるようにの祈り
は、ほとんど答えられない。たといそ
の状況が変わっても、又、次に同じよ
うな状況に遭遇する。自分がその状況
を出ても、又、同じような相手に出く
わす。その状況に置かれたのは神だ。
一つ必ず聞かれる祈りがある。それは
「私を変えて下さい」だ。「相手も状
況も構いません。私を変えて下さい」
の祈りを待っておられる。その言葉に、
その態度に反応するその裏には何があ
るのか。自らの自我、隠れたプライド、
劣等感、不安、恐れ、密かな虚栄心、
高慢、様々な内にあるものを示し出し
て下さる。もし、成長したいなら祈ろ
う。「私を変えて下さい」と。
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必ず状況と相手を変えようとするものだ。
しかし不毛の戦いとなる。神が目の前に
置かれていて、自らの頑なな部分を砕こ
うとされている。そこに視点を置くと、どん
な状況でも自分は平安を得、成長が与え
られる。