2010年03月09日(火)

「その啓示があまりにもすばらしいからです。そのために私は、高ぶることがないようにと、肉体に一つのとげを与えられました」Uコリント12:7



ギデオンの当時、イスラエルは絶えず侵略受け、苦しい状況であった。神はギデオンを立て、民を率いて、諸国と戦わせようとされた。呼びかけに三万二千人が集まった。しかし、相手は十三万五千人の大軍だった。圧倒的不利で、勝ち目はない。

しかし、神は不思議な事をされた。ギデオンに、兵士の数が多すぎると、減らすように命じられ、最後にはたった三百人の兵士が残された。しかし、この戦いはギデオンの大勝利に終わった。

この時、神はギデオンに兵士を減らす理由として「大人数だと自分の手で自分を救ったと、自分を誇るから」と言われた。この戦いの勝利は人間の力ではなく、神の力によるものとわかるよう、あえて兵士の数を減らされたのだ。

私たちも自分が強ければ、神の働きを自分が奪い、自分を誇り、自分の栄光にしてしまう。信仰的体験さえも、肉が誇ってしまう。パウロは、素晴らしい啓示を受けた。第三の天にまで引き上げられるという、誰も受けた事のない特別のものだった。パウロも、自分を誇る弱さがあり、それゆえ、余りにも特別な恵みに、
高ぶる事がないように、肉体にとげが与えられたと、言っている。

厳しく苦しく辛いとげであったが、それにより、高ぶる罪から守られた。そして尚も素晴らしい啓示を受けた。「わたしの力は弱さのうちに完全に現れる」と。この世では誇れるのは強さだが、私たちは弱さを誇れるとは何という恵みだろう。
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弱いから強くならなければでなく、この弱さは神様を頼るために与えられていると認め感謝し神様に頼る生活をして行こう。神様が弱さの中に栄光を表して下さる。