2013年05月09日(木)

「サウルはいつもダビデを追ったが、神はダビデをサウルの手に渡さなかった。」Tサムエル23:14 

サウル王は、ダビデへの妬みのために、ダビデを殺そうと、執拗に追い回した。しかし、この御言葉によると、サウルはダビデを追うが、そこに神が関与され、ダビデを守られたとある。背後に神が、主権を持って関わっておられる事を見せられる。ダビデだけでなく、私たち一人一人の信仰人生をも、支配しておられるのは、実際は神であるという事だ。私たちには、理解できない、わけがわからない、不条理な、様々な状況を通るが、偶然でなく、たまたまではなく、すべて神の深いご計画の中にある。

ある時、ダビデは、ペリシテに襲われているケイラの町を救った。しかし、サウルは、ダビデがケイラにいる事を知ると、ケイラの町を破壊しようと討伐をしかけて来た。ダビデが主に祈ると、ケイラの住民は、自分たちを守るため、ダビデをサウルに引き渡すと示された。そのためダビデと部下たちは逃亡。ダビデは、命を狙うサウルを恐れた。しかし、ダビデの命は、主の主権の中にあり、素晴らしい友であるヨナタンを備え、ダビデを力づけられた。

ダビデは、常に命を狙われ、死と隣り合わせの恐怖にいた。主が主権者なら、サウルをどうにかする事も出来たのでは。しかし、主は深い御心により、ダビデに痛みや悲しみ、苦しみ、恐れをあえて通された。それにより民を治める次の王として、神に信頼する事を身をもって学ばせ、ふさわしく整えられて行った。今、問題があるが、主の主権の中であり、深いご計画がある事を覚えよう。
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私達も、主が守っていて下さるなら一刻も早い解決をと望んでしまう。問題解決しか見ていないなら、苦しさに耐えられないだろう。なぜ、今ここを通らされているのか、いつもそこを見つめて主を信じていよう。