2013年07月09日(火)

「これは、その死によって、悪魔という、死の力を持つ者を滅ぼし・・」ヘブル2:14


サタンはオールマイティではない。主に許可された範囲内でしか働けない。ヨブ記を見てわかるように、「持ち物はいいが、身に手を伸ばしてはならない」次にサタンが挑んで来た時には「身はいいが、いのちには触れるな」。神は限度を定めておられる。12弟子の一人であるユダは、主を裏切り、銀貨30枚で主を売ってしまった。その結果、主は捕らえられた。「サタンがユダの心に、主を売ろうとする思いを入れた」ので、主を裏切り、主は十字架にかかられた。

主は、サタンを阻止する事は可能だが、サタンが働く事を許され、そのサタンすら、主の御旨成就のために用いられた。主は全知全能であり、主が天でも地でも、全主権を握っておられる。サタンは、主を十字架の死に追いやったが、結果的に、その十字架は人類のあがないという金字塔を打ち立ててしまった。確立してしまい、もう後に戻れない。サタンも、もうどうする事も出来ない。

又、ペテロもサタンにやられてしまった。自分の弱さを知らず、自信満々で、命を捨ててでも、主に従って行けると思っていた。しかし、保身に走り、主を否定してしまった。だが、主はそれもご存じの上で、ペテロの将来を見据えておられた。「サタンがあなたをふるいにかけることを願って聞き届けられた」。ユダは悔い改める事なく、ペテロは悔い改めた。ペテロは粉々に砕かれ、自らの弱さを知った。サタンは働くが、主はその上におられ、勝利へと導かれる。
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サタンは幾重にも誘惑しに来るが、主の許しの範疇であると思うと、主と共に必ず勝利できると力が出て来る。自分の弱さや不信仰を思い知らされるがその度、主を見あげサタンを恐れず進もう。