2014年03月08日(土)

「御使いたちはロトを促して言った『さあ、立って・・連れて行きな さい。さもないと、あなたはこの町の咎のために滅ぼし尽くされて しまおう』しかし、彼はためらっていた」創世記19:16 



ソドムの町は、余りの罪深さのために滅ぼされようとしていた。彼
らの罪はきわめて重い」と。神はその前に、ロトのところに二人の
御使いを送り、ロトに家族を連れ出すよう言った。もう一刻を争う、
ひっ迫した、差し迫った事態だ。そこでロトは娘婿たちにその事を
伝えるが、彼らは罪のために神が滅ぼすなど、冗談、戯れごとだと
思った。

彼らは普段のロトの生活や価値観を見ていた。世と二股かけて、世
の栄誉を求め、世を楽しんでいて、突然、神、罪、滅び、と言われ
ても、「何を冗談を」と。そしてロト自身すら、滅びと死が迫って
いるのに、逃げる事を「しかし彼はためらっていた」と、「ためら
った」のだ。

今まで築き上げたものへの強い執着があり、資産、名誉、地位、世
からの賞賛を失いたくなかったのかも知れない。もう間に合わない
と御使いが、彼の手、彼の妻の手、二人の娘の手をつかんで連れ出
した。「命がけで逃げよ。後ろを振り返ってはいけない」と言われ
たのに、ロトの妻は途中で、世への執着のため後ろを振り返った。
その結果、塩の柱になってしまった。

二人の娘は父親と近親相姦の罪を犯した。ソドムの深い罪の影響を
娘も受けていた。ロトは最初、ソドムの近くに住み、次にソドムの
町に入り込み、住人になり、やがて町の名士になった。世に少しづ
つ〃、引き込まれて行った。

結局、家族も救えない最後となってしまった。私たちにも「ためら
い」があるだろうか。それはどこから来ているか、御霊に探って頂
こう。主は御心へと導いて下さる。

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主は両手を開いて、受け止めて下さる。主に問題は何も無い。しか
し、自分自身が主に更に近づくために、何が妨げているのだろう。
「ためらい」があれば、御霊にそのところを示されるよう祈ろう。
主は導いて下さる。