2015年01月09日(金)

「イエスは彼らに言われた。『どうしてそんなにこわがるのです。信仰がないのは、どうしたことです』」マルコ4:40




信仰生活の中で、主は目的と意図があって、大きな試練や小さな試
練、一つ一つの試練を私たちに送られる。「さあ、向こう岸に渡ろ
う」との主との言葉に従って、弟子たちが舟をこぎ出した。その時
に、激しい突風に会い、舟が水をかぶり、一杯になった。沈没して
しまう。大変な恐怖に襲われた。

おぼれて死んでしまうと、怯えた弟子達が、主を起こすと主は風を
叱りつけ、風はやみ、大なぎになった。その時、主は「信仰がない
のは、どうしたことです」と言われた。風や波の問題でなく、信仰
の問題だと言われた。主が私達に求めておられるのは「信仰」だ。

いつも信仰を使う機会を与えられる。だが試練を前にすると、パニ
ックなってしまい信仰が吹っ飛んでしまって、目の前の状況に、大
波に飲み込まれてしまう。主が「黙れ、静まれ」と言われると、即、
風は止み、大なぎになった。弟子達は、自然をも支配される主の偉
大さに目を見張り驚いた。

私達も経験する。様々な試練を通り、痛みや苦しみの中でもがき、
主に叫び求める中で、共におられるお方が、全知全能の、まさに神
である事を信じるようになる。神がどんなに力あるお方であるかを
知るのは、試練のまっただ中だ。

何も無い順風の時でなく、風が荒れ狂い、波が逆巻く時だ。今、試
練の中なら、痛くて、辛いが、その試練を通して、主がまことの生
ける神であることを知るようにされる。
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目の前の風にいつも動揺し「どうしてそんなにこわがるのです。」
と主に不信仰を叱られながら、試練の度にまことの主に触れ、主へ
の信頼が平安へと繋がることを経験する。