2015年09月08日(火)

「私は、このようなことをして、大きな罪を犯しました・・私はほんとに愚かなことをしました」Uサムエル24:10 




ダビデが人口調査をしようとした時に、部下ヨアブが「王は、なぜ
このような事を望まれるのですか」と止めようとした。しかしダビ
デは聞く耳持たず、決行させた。そして報告を受けた時に、ダビデ
は良心のとがめを感じた。ヨアブの阻止を通し、神の語りかけがあ
ったが、ようやく自分の間違いを悟った。「大きな罪を犯して、愚
かなことをしてしまった」と悔いた。

人口調査そのものは罪ではない。それは必要な事だ。では何が問題
だったのか。ダビデの動機だった。必要のための人口調査でなく、
ダビデがしたのは兵力調査であり、兵力を誇り、自らの力を誇りた
かった。神に頼るのでなく軍事力に頼り、自分の力に頼る高ぶりが
問題だった。イスラエルの戦いは、主の戦いだ。勝ち戦をして行っ
たが、その勝利を与えたのは主だ。自分たちによらない。

「サタンがイスラエルに逆らって立ち、ダビデを誘い込んで、イス
ラエルの人口を数えさせた」とあり、サタンはダビデにつけ込み、
愚かな事をさせることに成功した。しかしその結果、疫病により七
万人が死んだ。最初の部分に「さて再び主の怒りが、イスラエルに
向かって燃え上がった」とあり、イスラエルは罪を犯していた。

神の民としてふさわしく無いものを見られた。ダビデも罪を犯した。
しかしダビデの素晴らしいところは、御心を損なった時に、悔い砕
かれて悲しみ、主のさばきと主の憐れみに身を委ねたことだった。
どんな失敗も悔い改める時、赦され、主の憐れみは尽きない。
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信仰生活の中、よく失敗し罪も犯す。駄目だと思う度に悔い改めが
できることは何と感謝なことだろう。ダビデのように、罪を示され
たなら、ただちに主に悔い改めよう。