2015年10月09日(金)

「よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、私はあなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ」マタイ25:21


タラントのたとえが出て来る。主人は、自分の財産をしもべたちに
預けて、旅に出る。五、二、一タラントをそれぞれに預ける。五タ
ラント預かった者は、「すぐに」行って、商売をして、更に五タラ
ントもうけた。二タラントの者も、行って二タラントもうけた。と
ころが一タラントの者は、地の中に埋めた。

五タラント、二タラントもうけた者への、主人からのほめ言葉は全
く同じだった。「よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わ
ずかな物に忠実だったから、私はあなたに沢山の物を任せよう」五
と二、額は倍ほども違うのに、同じ賞賛だ。成果自体より、主人の
ために働きたい、主人を喜ばせたい、主人の期待に応えたい、その
思いが「すぐに」実行させた。主人への思いが成した結果だ。

一タラントの者への叱責は、成果の問題でなく、何もしようとしな
かったゆえだ。「悪い怠け者のしもべ」と。主人を誤解していた。
奪い、要求するだけの、恐い、過酷な主人だと。もし財産を失いで
もしたら、どんな目に会うか。そんな主人のために、何もしたくな
い。しかしそうだろうか。

極みまで私たちを愛し、独り子を私たちの身代わりに殺された。こ
れ以上の何があるだろう。自分の欲でなく、この主人が望まれる事
を求めて生きる時に、自分自身にも喜びが与えられる。「主人の喜
びをともに喜んでくれ」。
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神から与えられた命、時間、力、与えられたものを喜んで献げて生
きたい。一人一人に主から預かったものがあるはずだ。任せられた
責任も覚えながら、今日も歩もう。