2015年12月09日(水)

「しかし、主はすぐに彼らに話しかけ、『しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない』と言われた」マタイ14:27





主は「強いて船に乗り込ませて」とあり、主が弟子たちに、突如、
強制的に行かせられた。夕方、弟子たちは沖へこぎ出した。だが、
その途上で、嵐となり湖は波と風で荒れれ狂った。何も見えない、
夜の真っ暗闇の中での嵐は、どんなにか恐怖であったことだろう。

信仰人生において、嵐は避けられない。雨も風も洪水も、又、日
照りも、飢饉もある。人生には順境と逆境があり、逆境は必ず来
る。それは世の人々と同じだ。しかし、どこが違うのか。その嵐
のまっただ中に来て下さる主がおられる。必ず嵐に会うが、「し
っかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」との主が共にお
られる。何と心強く、力強いことだろう。

私たちが、試練のまっただ中で、不安と恐れの中にいる時、又、
辛さと苦しみの中にいる時、孤独の中にいる時、「わたしだ。恐
れることはない」と言われる主がおられる。その主は、荒れ狂う
湖の上を平然と歩いておられる。私たちの問題や悩み、困難の上
を歩いておられる。

小さな女の子が、暗い二階におもちゃを取りに行くのが、恐くて
仕方が無かった。親に幾ら大丈夫だ、恐くないと言われても、恐
い。その時、父親が「じゃあ一緒に行こう」と言った時に、女の
子は全く恐く無くなった。私たちの平安は、問題が無い事ではな
く、どんな悩みの時にも、主が共におられることだ。ここに全き
平安がある。
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平安な道、幸いな道は、状況ではなく主が共に居てくださると知
っている道だ。逆境の中でただ恐れて、不信仰になるが「わたし
だ」との主の声に呼び返され、いつも謙遜にさせられる。
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