2016年01月09日(土)
「それは、はからずもエリメレクの一族に属するボアズの畑のうち であった。ちょうどその時、ボアズはベツレヘムからやって来て」 ルツ2:3
エリメレクとナオミ夫妻は、飢饉になった時に、祖国を離れ、偶像 の地モアブに移住した。家族の幸せを求めての事だったろう。しか し、その地でエリメレクと二人の息子が亡くなってしまった。帰国 を決意した時に、嫁のルツがナオミに従った。ナオミの背後にまこ との神を見ての事だった。 「丁度」帰郷が大麦の刈り入れの始まった頃だった。生計のために、 ルツが落ち穂拾いに出ると「はからずも」ボアズの畑で、「丁度こ の時」ボアズが来合わせた。そして祈ったであろうナオミの指示に ルツは従い、ルツはボアズとの結婚に導かれた。神のなさる事は、 時にかなって美しい。主のみわざはすべて時にかなっている。ピッ タリ適合し、当てはまる。ジャストタイミングだ。 美しいとは、調和が取れていて、感動を与える様だ。主のみわざは ジャストタイミングで、調和と秩序があり、そして感動する。ハマ ンの策略により、ユダヤ人絶滅の危機に際しても、丁度そこに、王 宮にエステルがいた。エステルは、同族を救うべく命がけで、行動 した。 又、「丁度」そんな時、王は眠れずに年代記を読ませると、モルデ カイの功績が見つかった。すべてがパズルが埋まるように、タイミ ングピッタリに導かれ、ユダヤ民族は救われた。主は「すべて」時 にかなって、みわざをされる。ふさわしい時にふさわしい事をされ る。主を信頼していよう。 ・・・・・・・・・・・・ 「すべての人が時と機会に出会うからだ」と、全主権を持ち、支配 しておられる主が、人生を導いていて下さるとは、何と平安だろう。 偶然でなく、運命でなく、時も状況も、確かな主の御手で動かされ ている。時と機会に出会う時、新たに神に出会って行く。