2016年03月09日(水)

「神は、深くて測り知れないことも、隠されていることもあらわし、暗黒にあるものを知り、ご自身に光を宿す」ダニエル2:22



ある人が、子供が不登校になった。最初はなだめたり、すかしたり
して何とか登校させようとした。ある時は厳しく叱りもし、ある時
は懇願もした。しかし、何をしても、どうやっても登校へとならな
かった。母親として出来る事はすべてした。担任と密に連絡を取り、
横のつながりも大事と、保護者方との交流も図った。多大な時間と
労力を要した。

だが尚も子供は動かない。少し気配が見えたかと、期待するが、又
失望落胆してしまう。その繰り返しに、親の方が、もう疲れ果てて
しまった。心は重く、苦しくてたまらない。主のもとへ行き、心の
内をことごとく打ち明け、御前に祈った。その時に御霊に心の奥を
照らされ、自分の底に潜む「プライド」を示された。

自分が苦しいのは、人に、どう思われるかを気にするから。子育て
が、失敗と思われるのではないか。それなら、苦しんでいる子供で
はなく、自分の事ではないか。心砕かれて、心底、主の御前に悔い
改めた。その時、あれほど苦しかった心が平安にされた。その時、
真に子供をあるがまま受け入れられるようにされた。

不登校の子供をどうしてでも登校させようとする。子供の一生がこ
の先真っ暗に思えてしまうからだ。しかし実は、子供が不登校にな
ると、自分の人生が真っ暗になると思っている。主は、私たちの心
の闇を照らし、正しい道へ、御心へ、平安へと導いて下さる。
-----------
行き詰ったり、行き暮れた時、立ち止まり天の御父に全てを告げて
いると不思議に心が軽く新しくされる。自分自身の本音の部分が光
の中に入れられる。素直にされへりくだらされる。