2016年09月08日(木)

「御霊によって歩みなさい。そうすれば、決して肉の欲望を満足させるようなことはありません」ガラテヤ5:16



肉とは、自分の思い通りにしようとする欲だ。エデンの園で、「神
のようになり、善悪を知るようになる」とのサタンの誘惑に、そう
なりたいと、アダムとエバは罪を犯してしまった。その原罪が私た
ちにもあるが、その根は「神のようになり」つまり誰にも指図され
ずに、邪魔されずに、自分の好きなようにしたい、思い通りに行き
たいという自我だ。

この肉はずっとあって、事あるごとにムクムクと頭をもたげて来る。
批判して来る相手には、敵対心が湧き、反撃したい。失礼な相手に
はムッとして怒りが湧く。敵対して来る相手は憎んでしまう。自分
が欲しいものを持つ相手には、羨望、妬みが湧く。又、主は繰り返
し、繰り返し、思い煩うな、祈れと言われるのに、祈らずに思い煩
ってしまう。これら肉に絶えず悩まされる。

これが抑えようとすればするほど、ますます暴れ、力を増す。憎ん
ではいけないと思えば思うほど、憎しみは増す。律法は何が正しい
かを教えてくれるが、それを行なう力は与えない。だからローマ7
章のパウロのようにがんじがらめになる。ではどうすれば良いのか。

「御霊によって歩め」と。「そうすれば肉の欲望を満足させること
はない」と。行なう力を与えてくれるのが、御霊だ。自分の力で出
来ない事を認めて、御霊に拠り頼む時に、出来なかった事が出来る
ようにされて行く。肉の欲はあるが、それを満足させる方に動くこ
とから守られる。
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自然に頭をもたげて来る肉を悲しみ、御霊の結実を喜ぶ者にすでに
変えられている事が感謝だ。くり返し失敗もするが主に頼り、御霊
の結実を祈ろう。主が実を実らせてくださる。