2016年12月09日(金)

「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです」Tペテロ5:7


ある人が、人一倍心配症だった。小さな事にも、くよくよと思い煩
ってしまう。子供のこと、経済的なこと、仕事のこと、対人関係、
思い煩いは絶えない。思い詰めると不安におおわれて、最悪のシナ
リオが頭を巡る。落ち込んで、心は暗く、重い。しかし、恐れや不
安の中で、祈っていた時、一つ一つの問題が来た時に、自分で何と
かしようとしている事に気づかされた。

自分が、自分が、と、それも自分の思い描くようにしたいと思って
いるので、焦りばかりが来る。しかし事は決して思うようにはなら
ず、苦しくてたまらなくなる。自分が、自分が、と思っているので、
主のもとに持って行かない。放せない。余計に握り締めてしまう。
重荷を自分で背負い込んでいる。荷は重く、しんどくてたまらない。

自分の願いと思いが強くて、主を見失っていることに気づく。こん
な時は、「疲れた人、重荷を負っている人は、わたしの所に来なさ
い」だ。主が休ませて下さると。とにかく主のもとへ行くことだ。
不安でいっぱいな事、自分が、自分が、と思っている事、重荷を負
って疲れている事、ことごとく、洗いざらいを主に告げて行く時に、
信仰がよみがえって来る。

主が飛んでしまっている事に気づく。自分が、自分が、と主を信頼
しない不信仰を示され、悔い改めることができる。主に問題を渡す
ことができるようにと、祈ることができる。主がどんなに慈しんで
下さっているかを、知る時とされる。
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私たちを心から愛してくださる方が心配してくださっている。しか
も問題だと思われることも神が良しとして送られていることだ。
あるがままの状態を受け入れ、主にお渡しできるよう祈ろう。