2018年07月09日(月) 「しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました」ルカ22:32
「しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました」ルカ22:32
失敗した事の無い人はいない。人間であるので必ず失敗する。失敗 しない人はいない。しかし失敗で終わらず、そこから学ぶ事が大切 だ。それには、まず失敗をきちんと認める事が大切だ。認めたくな くて、目をそらし、無かった事にし、認めないなら、前に進む事が できない。成長も無い。 どんな場合も、主の御前で失敗をきちんと認めるなら、赦されて、 必ず前に進んで行ける。そこには新たな展開があり、恵みが備えら れている。自分自身が修正され成長へと導かれる。必ず益とされる。 ペテロも弟子たちも失敗した。主を裏切り、見捨てて逃げた。しか し彼らは建て直され、主の昇天後、聖霊に満たされ、宣教のために 大いに用いられて行った。 ペテロは失敗をして初めて、自分の本当の姿を知った。自信満々で あったのが、実はいざとなれば、主を捨ててしまう臆病で保身の情 けない姿を、弱さを思い知らされた。ペテロは砕かれて、回復させ られ、諸教会のリーダーとして用いられた。モーセも同様だった。 エジプトで王子であった時、自分の力で、同胞を救おうとして、見 事に失敗し、ミデヤンの地に逃れた。 地位、名誉、富、栄光、何もかもを無くした荒野で、砕かれ、訓練 され、出エジプトのリーダーとして着々と準備された。そして偉大 な働きに用いられた。主は失敗しないようにと祈られたのでなく、 信仰が無くならないよう祈られた。私たちも失敗をするが、砕き、 練られ、成長させられて行く。 -------------- 失敗を認め、弱い所を知らされるなら次からの祈りの課題にしてい ける。失敗はするが落ち込まず、その度に砕かれて主により頼んで いこう。主の祈りがある