2018年08月09日(木) 「なぜこのようなことをたくらんだのか。あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ」使徒5:4
「なぜこのようなことをたくらんだのか。あなたは人を欺いたのではなく、神を欺いたのだ」使徒5:4
聖霊の力強い働きにより、教会は一つとされ、非常に強くされてい た。信じた人々は、心と思いが一つであり、誰一人持ち物を自分の ものと言わず、全部を共有にしていた。自発的、自由意志により財 産を共有にしていた。そう出来たのは、人の力や統制力ではなく、 「大きな恵みがこのすべての者の上にあった」ゆえであった。 恵みによる事であった。貧しい人々への愛があった。そんな中、バ ルナバが畑を売って、その全代金を献げた。神の愛に動かされた自 発的行為だった。アナニヤとサッピラは、それが人々の賞賛の的に なるのを目にした。そこにサタンの誘惑が来た。彼らも人々からの 賞賛が欲しくて、持ち物を売り、その一部を持って来た。 しかし全部の振りをした。それは神など無く、自分の栄誉のためだ った。「妻も承知の上で」夫婦の合意のもと、一致して欺きの行為 をした。そこに聖霊が介入された。それは聖霊を欺いたのだと。聖 霊をだます行為であった。信仰に偽りが入ると、信仰は破船してし まう。初代教会に、この「偽り」が入る事を阻止された。 賞賛を得たくて、人前に良い人の「振り」をし、嘘をつく事は、悪 魔からの誘惑であり、それは聖霊をだます事になる。「もともとあ なたのものであり、売ってからもあなたの自由」と。彼らの問題は、 全部献げる事どうこうでなく、良く見られたくて、嘘をついた「偽 善」にあった。彼らの息が絶えた時、教会全体に非常な恐れが生じ た。主を畏れ、聖なる神の権威が現された。 --------------- 良く思われたいとの誘惑はいつも来るが、欺きの罪こそ恐れよう。 聖い神の前に正直な自分でいたい。神が憐れみ一歩ずつ導いてくだ さる。