2019年01月09日(水)

「肉の思いは死であり、御霊による思いは、いのちと平安です」ローマ8:6



ある人の家庭で、話し合いをしていた。自分では全くの正論だと思
い、本人が意見を言った。父親が真っ向からそれに反対した。する
と今度は兄が父親に反論し、本人の肩を持った。そうしていると母
親が全く別の意見を言い出した。全員が自分こそが正しいと思って
いるので、言い合いになり、どんどんエスカレートして、やがて争
いになってしまった。

その場に何の関係も無い過去の事、別の問題などが飛び交い、収拾
がつかなくなり切り上げた。腹立ちや対抗心で全く平安が無かった。
皆が平安失せてしまい、暗たんたる気持ちになった。その後、それ
ぞれが我に返り、冷静になり、よく考えた。すると各々が、神の御
前に悔い改めを与えられ、互いに詫びた。

その時、自分の思いでなく、神の御思いは何かに視点を向ける事が
出来た。御霊の導きを求め、祈り、相手の気持ちを思いやりつつ、
再度話し合った。すると一つ思いにされ、一致して平安の内に事態
の決め事が導かれた。そこに潤いと温もりが臨んだ。御霊の支配が
感じられた。

「肉の思いは死」の通り、自分の思いを通して行くと、そこには何
の実も無い。平安無く、心重苦しく、暗い気持ちが残る。「自分は
正しい」こそ、まさに肉の思いであり、その行き着く所は死だ。
「御霊の思いはいのちと平安」、神に視点を向、み思いを求めよう。
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肉は自分の正しさだけを頼りに歩んでいく。正しいのに潤いも平安
もなく疲れてしまう。肉の高慢を主に明け渡そう。そして御霊の思
いを尋ね、御霊に従っていこう。