2019年05月09日(木)

「王は非常に心を痛めたが、自分の誓いもあり、列席の人々の手前もあって、少女の願いを退けることを好まなかった」マルコ6:26



ヘロデは、ヨハネを正しい聖なる人と恐れ、保護していたのに、娘
の言いなりに殺してしまった。なぜなのか。王は娘から、ヨハネの
首が欲しいと言われた時に、非常に心を痛めた。しかし自分の誓い
もあり、人々の手前もあり、ヘロデは、ヨハネを正しいと知りなが
ら、人目のため、ヨハネを殺害してしまった。

ヨハネの語る言葉を当惑しつつも喜んで聞きながら、立場を守り、
体面を保つために、ヨハネを抹殺してしまう。ヘロデは、ただ神の
言葉を喜んで聞くだけで、神に応答し、悔い改める事がなかった。
又、神の言葉にへりくだり、自らを従わせ、自分が変えられて行く
という事もなかった。ヘロデには権力があり、娘の願いを退け、正
しい事を行なう事ができた。

にもかかわらず、娘の言う事に従ってしまった。ヘロデは、神を恐
れず人を恐れた。体面、面子を取り繕うことが最優先であった。私
たちはどうだろう。他人の目に、自分が思う以上に縛られているも
のだ。人を恐れる余り、事を誤ってしまう。それは神の言葉に喜ん
で耳を傾けていながら、御言葉に従うことをさせない。

人への恐れは、内側に根深く培われている。まず気づきから始まる。
ヘロデはヨハネの言葉を喜んで聞いていた。しかし悔い改める事は
なかった。御言葉を聞いてはいても、御霊の示しに従わないなら、
実を結ぶことがない。実を結ぶために、目の前の御霊の示しに、一
歩従う事が大切だ。そうする時、主の豊かな祝福の中を歩める。
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人の言葉や人の思惑、権力やプライドなどで、結果的に自分のした
くない事をしてしまう。なんとう悲劇だろう。御霊の導きがいつも
聞こえ本当に必要な事を行える自分でいたい。