2019年12月09日(月)

「そこで、舟の中にいた者たちは、イエスを拝んで、『確かにあなたは神の子です』と言った」マタイ14:33



主は、弟子たちを「強いて」舟に乗り込ませられ、ご自分は祈るた
めに山に登られた。すると弟子たちは湖上で大嵐に会った。プロの
漁師だが、逆巻く波と強風に、今にも転覆しそうな小舟で悪戦苦闘
した。苦闘する弟子たちは、立ちはだかる問題に悩まされ、必死な
私たちの姿だろうか。右往左往でパニックだ。不安でたまらない。

そんな弟子達の所へ主が来られた。「しっかりしなさい。わたしだ」
と。「恐れることはない」と。夜中の3時頃だった。主は、すべて
の「時」を定めておられる。耐えられない試練はなく、必要以上に
長引く試練も無い。決められた「時」がある。そして主が舟に乗り
込まれると「風がやんだ」。あの大嵐がピタリと止んだ。

驚いた弟子たちは、「確かにあなたは神の子です」と信仰告白に至
った。舟は無事、目指す地に到着した。主が大嵐の試練に会わせら
れたのだが、弟子たちは、その試練を通して、主が自然界をも支配
される、生ける神であることを知った。私たちも試練が与えられる。
「強いて」舟に乗り込ませられる。その時、その問題に主をお迎え
する時、平安が臨む。

つまり、その問題を主に委ねること、明け渡すことだ。その時、心
が心を平安にされる。そしてその問題を導いて行って下さる。重大
な事は「主イエスは神」であるということだ。自然界も、私たちの
人生も問題も支配しておられる。主が「恐れるな」「わたしだ」と、
必ず私たちの危機で、助け出して下さる。
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主はいつも共にいてくださるのに凪ぎの時は勝手に進んでいるよう
に思う。試練は苦しく辛い時だが、まことの神である主が共におら
れると知る時だ。自分で握らず主に委ねていこう。