2021年02月06日(土) 「あなたの女主人のもとに帰りなさい。そして、彼女のもとで身を 低くしなさい」創世記16:9
「あなたの女主人のもとに帰りなさい。そして、彼女のもとで身を 低くしなさい」創世記16:9
アブラムとサライは主の約束を待てず、奴隷ハガルにより子供を得 た。だがハガルはみごもった時、高ぶり、女主人を見下げた。それ に激怒したサラはハガルをいじめ、ハガルは余りにも辛く逃げ出し た。一人寂しく荒野にいた時、主の使いが現われ「サライの女奴隷 ハガル」と呼んだ。 「サライの女奴隷」と現実をはっきり見せ「どこから来て。どこへ 行くのか」と。ハガルは居場所を失い、自分を見失ない、行き詰ま っていた。「女主人から逃げている」と答えた。苦しみから逃げた いばかりだ。すると「あなたの女主人のもとに帰り、彼女のもとで 身を低くせよ」と。 ハガルはサライの奴隷なので、戻ってへりくだり、女主人に仕える 事がハガイのなすべき事だった。一番嫌な、したくない事だが、実 はハガイにとり、それが一番幸せで、平安の道だ。自分の遣わさ れた場から逃げても、一時の解放感はあるが、喜びも無く平安も無 い。 私たちも自分を見失ない、行き詰まる時は、主と出会う事により自 分を取り戻せる。又どのような主人であれ、見下す事は、御心でな い。私たちも相手ではなく、自分が、主との関係で御心に歩むなら どうであれ平安だ。主が平安を与えて下さるからだ。 そして主はハガルをも心にかけ「あなたの子孫は、わたしが大いに ふやすので、数えきれないほどになる」と祝福を約束された。自分 に語りかけられた主と出会い、恵みを受けたハガルはサライのもと に戻った。 ・・・・・・・・・・ 主は、ハガルが選択出来ない奴隷である状況をご存じで、あわれん でいて下さる。苦しい時は、自分でかせを除きたいし、逃げ出した い。環境を変えたい。だが主の御心の中が、一番安全で平安だ。主 のあわれみの御手に身をゆだねよう。