2021年03月09日(火)

「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です」詩編119:105



ある牧師の証しだ。大災害で、会堂も住居も失ってしまった。何一
つ持ち出す事も出来なかった。何よりも大切な聖書資料や学びの資
料、注解書、信仰書何もかも失った。何もかもすべてを失ったが、
とにかく避難できて、自分も家族も命が守られた。奇跡だった。避
難所に身を寄せ、身に起こった事を祈りに持って行き、切に祈った。
その時に御言葉が、まさに臨んで来た感覚だった。

「主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな」。御言葉の
力を経験した。主が語られた。「私は裸で母の胎から出て来た。ま
た、裸で私はかしこに帰ろう」、真にその通りだと、「アーメン」
だと思えた。すべてを失い、先の事も見えないが、心は不思議な平
安で満たされた。

ある人は会社が倒産し、貯えもなく、途方に暮れた。どうしてよい
かわからない。とりあえず、懇意にしている親戚に、まとまったお
金を借りようと思った。昔からの信頼関係があり、貸してもらえる
だろう。しかし、いつも教えられているように、とにかくまずは祈
ろうと、祈りの時を持った。祈ると「神の国とその義とをまず第一
に求めなさい」と語られた。

「そうすれば、これらのものは与えられる」と。人に頼るのではな
く、主に頼るようにと。それで生活の必要が与えられるよう、切に
主に求めた。すると以前まとまったお金を貸していた友人から、や
っと返せるようになってと返済が来て、職が与えられるまで、必要
が満たされた。
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御言葉の中に慰めと力があり何より安全がある。流されそうな状況
でも、ひとつの御言葉が与えられると、よろける足元は照らされ心
は立ち上がる。そして光を頼りに歩める。