2021年09月08日(水)

「これらの出来事の後、神はアブラハムを試練に会わせられた。神は彼に、『アブラハムよ』と呼びかけると、彼は、『はい。ここにおります』と答えた」創世記22:1



イサクは、アブラハムの宝物だった。そのイサクを全焼のいけにえ
として献げるようにと。はっきりと試練だと言われた。「あなたの
子」と言われ、よその子ではなく、自分自身の実子、「あなたの愛
しているひとり子イサク」と続く。大切な心底愛している子、ひと
り子であり後継者だ。

神の祝福を受け継ぐ子であり、イサクから祝福が全世界に拡がって
行く、この上なく大事な約束の息子だ。そのイサクを献げよと。約
束が、ほごにされてしまうのだろうか。ある日、突然の主の命令だ
った。アブラハムにとって、どんなに厳しい試みだったろう。信仰
人生、最終章の大きな試練だった。しかしアブラハムは従った。

彼はイサクを通しての約束を与えられていたが、ただひとりの子を
献げた。「彼は、神には人を死者の中からよみがえらせることもで
きる、と考えた」。もしイサクを全焼のいけにえとしてほふったと
しても、神はイサクをよみがえらせて下さると信じた。モリヤの地
まで3日かかる。命令を受けて、翌朝早く出た時から、彼の決心と
信仰は変わらなかった。

現地に近づいた時、若い者たちに、そこで待つようにと言った。
「私と子どもとは、礼拝をして戻って来る」と。「私と息子は戻っ
て来る」と言った。その通りになった。アブラハムも弱さのある人
間で、何度も失敗した。しかし主に従い続け、主との信頼関係が培
われて行った。私たちも様々な出来事を通して、主との信頼関係を
培って下さり、深められて行く。
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結果は自分の思いとは違うかもしれないが、神のご計画だけが成り、
それは最善で祝福だったという経験をひとつひとつ重ねて生きたい。
主の山の備えを信じて登っていこう。