2022年07月08日(金) 「アハブは不きげんになり、激しく怒りながら、自分の家にはいっ た・・ナボテが彼に『私の先祖のゆずりの地をあなたに譲れません』 と言ったからである」T列王21:4
「アハブは不きげんになり、激しく怒りながら、自分の家にはいっ た・・ナボテが彼に『私の先祖のゆずりの地をあなたに譲れません』 と言ったからである」T列王21:4
アハブ王がナボテの土地を欲しがり、代わりにもっと良い土地を、 又は銀を与えるから、彼のぶどう畑を譲るよう言い渡した。ところ が、ナボテはこれを断った。しかしこれは正しい事であった。なぜ なら律法に、先祖から受け継いだ土地を、売ってはならないと定め られていた。 もし貧しさのために、その土地を売った場合についても細かい定め があった。買い戻しの権利のある親族が、その土地を買い戻さなけ ればならない。神が定められており、ナボテは神に従った。すると アハブはひどく不機嫌になり、すねて、激怒した。「寝台に横にな り、顔をそむけて、食事もしようとしなかった」。 自分の要求が通らず、思い通りにならないので、ふてくされて、何 もしたくなくなる。アハブは自分が正しくないことはわかってい た。 しかし自分の欲望、自分の要求が通らない事に腹を立てる。どこま でもわがままな欲望を通そうとする。 間違いを間違いと認めない時、更に罪に罪を重ねて行く事になる。 結局、妻のイゼベルによる、そそのかしと企みを通じて、ナボテ を殺害する事になる。私達も学ぶ事ができる。自分の間違いは、主 の御前ではっきり認めよう。そうでなければ、罪が更に罪を生んで 行く。 又、自分の思い通りにならない時、門を閉じておられる主を認め、 主の御心を受け入れよう。それが私たちにとって最善であり、主は 別の門を開いて下さる。自分の欲望が満たされる事が、満足と幸せ だと思ってしまうが、そうでなく、主の下さる御心の中に、真の満 足と喜びがある。 ------------ どこまでも自分の思いを手放せない者だが、主を恐れず自我を通し ていくならサタンに足場を与えてしまう。いつも状況の中に主を認 めていよう。主が助けてくださる。罪が増幅する前に悔い改めよ う。