2024年11月08日(金)

「彼女は・・子どもたちが次々に彼女のところに持って来る器に油を ついだ・・『もう器はありません』と言うと、油は止まった」 U列王4:5



エリシャは預言者の集団を従えていたが、その一人が亡くなった。
その彼の妻が叫んだ。夫が借金をしていて、貸し主が二人の子ども
を奴隷にしようとしていると。エリシャは「何をしてあげようか」
と、家に何があるかと尋ねた。何も無く、油の壺一つだけだと。
彼は隣人皆から、からの器を借りて来るようにと言い、一つや二つ
でなくと。

そして戸を閉じて、すべての器に油をついで行くようにと。彼女は、
言われた通りに多数の壺を集め、次々に油をついで行った。その一
つの油の壺から、油は幾らついでも、無くならず、器の数の分だけ
出て来た。そして、壺が無くなった時に、油は止まった。エリシャ
は、それを売って、負債分を支払うようにと。主が、彼女の子ども
たちを守られた。

ここでは、空の器が満たされた。主は虚しい、空の心を満たして下
さるお方だ。しかし私たちは、からの心を様々なもので、主以外の
もので満たそうとしてしまう。人、仕事、趣味、名誉、地位、人か
らの賞賛・・しかし決して満たされない。主のもとへ、その虚しい
心を持って行く時に、からの器を御霊で満たして下さる。

主以外のもので、幾ら満たそうとしても、心は空虚なままだ。私た
ちはどうだろう。御霊に満たされるところを、他のもので満たそう
としていないだろうか。又、器に、余分なものが詰まっていないだ
ろうか。プライド、虚栄心、貪欲・・それらを認めて、明け渡そう。
「からの器をもってきなさい」。からの器を御霊で、喜びで、満た
して下さる。
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何かで満たしたとしても、主から離れていたなら、人生は虚しく、
また渇いていく。喜びも平安も長くは続かない。主の前にからの
器をさし出そう。主がすべてのものを備えてくださる。