2001年05月09日(水)

「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために」 (Tヨハネ4:10)

ある家庭に「愛してるよ」という語彙
は無かった。父親は一度も子供に「
愛してるよ」「好きだよ」「お前がいて
くれて嬉しい」と言った事が無かった。
息子は父親が大好きだったが、父が
言ってくれないから、自分も言うまい
と決心していた。父親は80才で亡
くなった。ついに一度も愛情表現を聞
かずじまいだった。息子は自分の間
違いに気づいた。父親への愛を表現
する機会が二度と無くなったのが残
念だった。神はまず私達を愛して下
さった。イエスを遣わして下さり、
その命を犠牲にする事で、私達を
愛して下さった。神の愛は人間の
応答によって測られない。神は、神
がまず私達を愛して下さったので、
私達も愛し合うべきだと言ってい
る。父親との経験から学んだ息子
は、自分の子供達に愛情を豊かに
表現した。「今以上に愛する事が
出来ないほど愛している。お前達
が成功しても失敗しても私の愛に
変わりはないよ」と。彼は子供達
と幸いな関係を築いている。