2010年09月07日(火)

「地震のあとに火があったが、火の中にも主はおられなかった。火のあとに、かすかな細い声があった」T列王19:12   


             
バアルとの戦いで、大々的勝利を遂げたエリヤが、イゼベルのエリヤ殺害の脅しに怯えて逃亡した。あれほどの戦いに勝利したエリヤが、信じられないことだが、霊的勝利の後は、特に危険と言われている通りだ。特別にサタンの攻撃と誘惑が臨む。特に大勝利の後こそ、身を引き締め、慎み、へりくだって、いっそう神に
拠り頼む必要がある。

あの信仰と祈りで戦った勇敢なエリヤが、恐れで、怯えて自分の命を救うために逃げたのだ。この事の原因は、イゼベルの言葉だ。神の言葉よりイゼベルの言葉を受け入れてしまった。どの言葉を聞き、どの言葉を拒否するかは極めて重要だ。

その言葉に自分が支配され、動かされてしまう。私たちは心にどの言葉を入れているだろう。神の言葉か、ネガティブな肉の言葉、サタンの言葉だろうか。神はエリヤを眠らせ、食事をとらせ、十分な休息を与えられた。身体の回復を与えられ、ホレブの山に向かわせ、山の上で主の前に立つように命じられた。

激しい大風、地震、火の後に、かすかな細い声があった。エリヤはその細い御声に耳を傾けた。神は、自分一人きりになったとのエリヤの思い込みの間違いを正し、エリヤに新たなる使命を与えられた。死を願っていたエリヤが再び、神の使命を遂げるために立ち上がる事ができた。

スランプ、無気力から脱出するためには、神の御前に静まり、細い御声にじっと耳を傾けることだ。神との交わりから、新しい力が湧きいずる。もう一度立ち上がれる。
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祝福の後には、サタンが来る。神様を見い出しあれほど密な交わりがあったのに、離れてしまったのではないかとの虚しい思いも来る。心に来るネガティブな思いを聞き流し、世の情報から離れ、いちばん大切な神様の細い御声をじっと聞こう。