2010年12月08日(水)

「ちょうど彼が全焼のいけにをささげ終わったとき、サムエルがやって来た・・『あなたは、なんということをしたのか』」Tサムエル13:10

サムエルはサウルに、自分が、いけにえを献げるので、到着するまで七日間待つよう告げた。しかし七日を経ても、サムエルは来ない。兵士達は、敵の圧迫に動揺し、不安と恐怖が、まんえんして行った。兵達はサウルのもとから逃走し始めた。サウルは焦った。このままでは軍は崩壊だ。サウルが来る気配はない。

そのため自分でいけにえを献げた。神の軍勢であり、神が守られる事を示して、兵士の士気を高めるために。そこにサムエルが到着した。サムエルはサウルを厳しくとがめた。「愚かな事をした。あなたの王国は立たない。主が命じられた事を守らなかった」。

遅れたサムエルが悪いのではないか。敵はどんどん侵攻して来る。兵士達は怯えて逃げ去ろうとしている。こうしなければ軍は壊滅だと、サウルは判断した。しかし、そういう問題ではない。軍を支配し、敵を支配しているのはどなたであるのか。

ヨナタンは言った「大人数によるのであっても、小人数によるのであっても、主がお救いになるのに妨げとなるものは何もない」人数、勢力の問題ではない。断固、神に従うべきであった。そして、祭司にしか、いけにえを献げることはできない。分を越えて、してはならない事をした。越権行為だ。

神を信じて待つべきであった。それが信仰だ。今、目の前の状況で、焦ったり動揺しているだろうか。じっと神を信じて、神を待ち望もう。神の時に、神が動かれる。
-----------
神様のルール秩序を越えて、自分が守り行動しようとするからうろたえ動揺する。外側だけ整えようとの誘惑も来る。焦らず信じて待とう。待ちますと祈ろう。必ず神様の平安と時に叶った解決が臨むから。