2011年09月07日(水)

「夜が明けそめたとき、イエスは岸べに立たれた。けれども弟子たちには、それがイエスであることがわからなかった」ヨハネ21:4


主が十字架にかかる前に、兵士たちに捕らえられた時に、ペテロは3度も否み、主を裏切ってしまった。「全部の者がつまずいても、私は決してつまずかない。牢であろうと、死であろうと、覚悟はできている」と言ったペテロであった。又、弟子たちも、主を捨てて、一目散に逃げ去ってしまった。ペテロや弟子たちの心は、どんなものであったろう。挫折して、意気消沈、傷ついた心は深く痛んでいたろう。

今の場所で失敗し挫折したなら、私たちはどうするだろう。元いた所へ帰るのだろうか。ペテロと弟子たちは、捨てた網を再び取って、漁をした。しかし、何もとれなかった。どんなに虚しく、暗たんたる気持ちであったろう。その時、岸べから「舟の右側に網をおろしなさい。そうすれば、とれます」と言う声が聞こえ。彼らはその声に従い、右側に網を下ろした。すると、網を引き上げる事ができないほどの大漁であった。

以前同じ光景があった事を思い出し、主だと気づいた。今、あなたも心が傷んでいるだろうか。自分に失望しているだろうか。何かの事で、後悔の念でいっぱいだろうか。そんな私たちの歩みの岸べに、主が立って下さっている。豊かに赦し、再び引き上げ、回復させ、立たせて下さる。いつも人生の岸べに、主は立っておられる。
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主が見えていない時がもっとも暗い。失望や挫折に心ふさがれて、いつも変わらず側におられる主に心が行かない。過去の失敗にとどまっているなら、心を主に向け、赦しを受け取り前に進もう。