2012年05月08日(火)

「わたしはわたしのものを知っています。また、わたしのものは、わたしを知っています」ヨハネ10:14


思い煩いは、自分が、自分の力で何とかしようと思っているところから生じる。それが、どうにもできないので、思い煩うことになる。どうしてよいかわからない。この経済的苦境、あの対人関係、その目の前の状況、また先の事等・・自分の力量を越えている。それゆえ思い煩う。その底に、真の「安心感」が必要だ。

自分一人で人生を歩んでいるのではない。自分は羊であり、自分には羊飼いがいる。その羊飼いは、絶えず慈しみのまなざしで、自分を見つめ、あらゆる配慮をなし、世話をし、食べ物と水を与え、病気から守り、狼から、あらゆる危険から身体を張って、守って下さる。「良い牧者は羊のためにいのちを捨てます」。

絶えず愛され、見守られている。そこから安堵感、安らぎが来る。羊飼いは、羊に病気や、けがはないか、傷はないか、痛みはないか、常にチェックする。そして何かあるなら対処する。もしあなたの過去に歪んだ傷があるなら、主こそ癒し主だ。「心の傷ついた者を癒すために、わたしを遣わされた」主は傷を癒すために来て下さった。「心が傷んでいます」とそのまま主に告げよう。

「わたしのものを知っています」、心の隅々まで知り尽くしておられる主が、良くして下さる。良い羊飼いが、絶えず愛のまなざしを注いで下さっていることを、覚えよう。
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主が共にいて下さっている。これ以上の平安はない。主が知っていて下さるように、私達も主を知っているのだからこの方を信頼し、この方にあってお委ねした人生を歩んでいこう。