2012年10月08日(月)

「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい」ローマ12:2


試練にある時、不安や恐れ、思い煩いに襲われる。人はどうしてもネガティブ思考に向かう。悲観的に考えてしまう。しかし主は、その時こそ忍耐が生まれるから、その忍耐を働かせるようにと言われる。忍耐とは、じっとただ我慢する消極的な事ではなく、主は必ず良くして下さると信じる、もっと積極的なことだ。

試練を受け止めて、主を仰ぎ、「最善をして下さる」「このトンネルは必ず出る」「愛していて下さる」と信じて行こうとする時に、ネガティブに向かう自分が変えられて、平安が与えられる。そして、その中で、霊的成長を遂げて行くと。つまり、霊的成長は、自分が変えられて行くことにある。

例えば、対人関係で、相手とギクシャクする、合わないと思う場合、相手の悪い態度のせいと思っているが、実は、自を変えたくないからではないか。相手を憎み、敵対心を抱き、苦しい状況が続くのは、自分は被害者だと思い、自分を固く守っているからだ。相手が悪くて、自分は正しいと思っている限り、自分が変えられることはない。

そうではなく、へりくだって行こうとする時、自分が変えられる。自我や、プライドが邪魔するだろうか。しかし、へりくだるなら、遙かに良きもの、「平安」を手にする。「何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい」相手を自分よりすぐれた者と思い、主の御前にへりくだって行く時に、自分自身が、御霊の働きにより、変えられて行く。
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状況の中で、主が必ず益として下さる、主は私に今、何を望んでおられるのかを尋ねていこう。弱ってしまう心や、相手を責めて行く感情に流されてない平安をいつも私達は主から受けることができる。