2013年01月08日(火)

「そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします」ヨハネ8:32


ある人が、職場で、理不尽で身勝手な上司につまずいていた。いつしか嫌だという気持ちが積もり、恨みや憎しみになっていた。段々、出社が辛くて苦しい。どう見ても、身勝手でわがままな上司が悪いとしか見えず、心の苦しみは、上司のせい、上司が悪いから、自分は苦しいとしか思えない。しかし、職場にいても、いなくても、家にいても、心は辛く重く苦しい。とうとう苦しくてたまらず、主の御前に心をことごとく打ち明け、祈った。

御霊は心を探られ、自分の内に「苦い根が芽を出して悩まし・・」と、苦い根があることを示された。相手を憎み、恨んでいる。相手が悪いとしか思えなかったが、自分自身の内に憎しみがあり、罪を犯しているから、辛くて苦しいことに光が当てられた。それは自分の罪として認め、悔い改めた。その時、苦しかった心が解き放たれた。平安が訪れた。

ある人は、成育歴から、親との確執があり、ずっと赦せない思いで、親を恨んでいた。酒乱で、暴力を振るう親を心底憎んでいた。主の愛と赦しに出会った時に、自分が変えられた。そして、親に対する恨みや憎悪を、詫びたいと思った。親を赦し、自分も赦されたいと思った。涙の和解が実現した。憎しみにがんじがらめの心が自由にされ、解放され、喜びと平安に満たされた。憎しみ、恨み、赦せない心ほど、人を苦しめるものはない。
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憎しみや恨みから目をそらしても根本的な解決がなければ、いつかまた憎しみの奴隷となる。憎んで行く自分の罪に気づき、主に告げ、自由な光の方へと歩みだそう。