2013年03月08日(金)

「牛がいなければ飼葉おけはきれいだ。しかし牛の力によって収穫は多くなる」箴言14:4


牛や馬を使って、農業をしていた頃は、牛や馬を飼わなければなない。牛舎や馬小屋は汚れる。いつも掃除し、えさをやり、糞を片付けなければならない。毎日、毎日大変な作業だ。肉体労働であり、手がかかる。世話に骨が折れるが、しかし、牛や馬は、農作物の収穫のためには、どうしても必要不可欠だ。それによって収穫ができる。しばしば余りの大変さに、牛さえいなければと思うかも知れない。飼葉おけを汚したくなければ、牛や馬はいないほうが良い。

しかし、豊かな収穫が欲しければ、牛や馬は重要な存在だ。人の手だけでは、収穫に限りがある。同様に、私たちは、何かを成し遂げようとするなら、犠牲が必要とされる。手間ひまかかり、面倒で、煩雑なこともあり、様々な関わりが出て来るかもしれない。まさつが起き、問題も起きてくる。しかし、牛がいなければ、何の手間も、面倒なこともないが、収穫が全く期待できない。

そのように、私たちも人や物事と関わらなければ、喜びや感動や成長はない。安穏無事だけを願うなら、飼葉おけはきれいなままだが、豊かな収穫を得ることはない。喜びを味わうこともない。今、何かすべき事が示されているか。骨が折れ、手間がかかりそうだろうか。あるいは、対人関係の関わりだろうか。しかし、豊かな収穫が、祝福が備えられている。御心に従おう。
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飼葉おけは綺麗なままだが、自分自身にも全く成長もなく変化もないならどうだろう。前から来る新しい関わりは、主が成長させ変えてくださるチャンスかもしれない。祈ってみよう。