2014年06月07日(土)

「あなたがたは夕暮れには肉を食べ、朝にはパンで満ち足りるであ ろう。あなたがはわたしがあなたがたの神、主であることを知るよ うになる」出エジプト16:5

 

紅海が分かたれるという、後にも先にも無い、主の偉大な奇跡によ
り、エジプトを出されたイスラエルの民。「主に向かって歌え。主
は輝かしくも勝利を収められ」と、どんなに歓喜であり、感謝であ
ったろう。

しかし、荒野に出て3日後に、あれだけの大きな喜びが、「水が無
い」とのつぶやきに変わった。次に食べ物が無いと不平不満をモー
セにぶつけた。こんな事なら、エジプトで死んだ方が良かったとま
で言う。主はそれに答え、天からマナを降らせ、夕にはうずらの大
群を降らせた。

このマナは1日分だけと命じられていた。しかし、従わずに朝まで
残しておくと、虫がつき腐った。朝ごとに、各自食べる分だけ集め、
残ったものは、日が高くなると熱くなり溶けた。主は「朝ごとに」
「各自」「食べる分だけ」と定められた。

私たちもどうだろう。1日分だけと言われても、隠れて明日の分も、
いや1週間先までも、集めておきたい・・「もし、翌日降らなかった
ら?」と思い、主を信じられなかったなら、そうしてしまうだろう。
不信仰は、自分の力で生きてしまう。しかし、主は、荒野の40年
間、毎日マナをもって養われた。

これは自分で生きているのでなく、主によって生かされているとい
う事実を叩き込もうとされた。「私は神により生かされている」自
分で生きているのではない。これを心底知る時に、心配と思い煩い
から解放される。

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主は私の羊飼いであり、私は羊だ。羊飼いがおられるとは、何とい
う安堵だろう。自分が羊飼いになってしまう時、不安と思い煩い、
恐れでいっぱいになる。主が私のことを心配し、主が生かして下さ
っている、そこに今日も立っていよう。