2014年10月08日(水)

「サムエルはサウルに言った。『あなたは愚かなことをしたものだ。あなたの神、主が命じた命令を守らなかった。主は今、イスラエルにあなたの王国を永遠に確立されたであろうに」Tサムエル13:13 


サウルはベニヤミン族の出身で、12部族の中でも、最も小さな弱
小部族だった。その中からイスラエルの王に選ばれた。そのためサ
ウルは、最初は自分のような者が王になるなど、どうしてそんな事
をと言っていたほどだったが、その職を受けた。

余りの事の重大さに、恐れや不安があったろう。弱さをわきまえ主
に頼り、従っていた。最初は良く、アモン人を討伐した。しかし
段々、神ではなく、人を見るようになる。神の目ではなく、人の目
が気になる。ペリシテとの戦いの時に、形勢不利になり、民は、自
分たちの危険を察し、恐れ、サウルから離れて行こうとした。

瀬戸際のサウルは、この状況を何とかしなければと、主に嘆願すべ
く、勝手に全焼のいけにえを献げた。しかし祭司サムエルから、七
日間そこで待つようにと命を受けていた。そして、いけにえは祭司
しか献げることができない。サウルは人を恐れ、離れる民を、肉的
手段で、つなぎ止めようとした。そのため、してはならない事をし
てしまった。

神を待てないで、自分で動いてしまった。私たちも、今、主の助け
が遅れているだろうか。祈っているのに、なかなか答えが来ないだ
ろうか。「もし遅くなっても、それを待て。それは必ず来る。遅れ
ることはない」。見切り発車しないで、神を信頼して、神を待とう。
神が動かれる。
----------
自分の願うタイミング通りに物事が決まらなければ、遅れている、
遅いと感じるが、神の時は、「遅れる」ことはない。今ではないだ
けだ。落胆せず、焦らず続けて祈っていよう。