2015年10月08日(木)

「エリヤはそれを聞くと・・ほら穴の入口に立った。すると、声が聞こえてこう言った『エリヤよ。ここで何をしているのか』」T列王19:13


エリヤはバアルの預言者と戦い、奇跡による大勝利を得た。霊的戦
いで、心身大変な消耗状態にあった。その後、王妃イゼベルによる
エリヤ殺害命令を知り、絶望感で、うつ状態に陥る。主はそのエリ
ヤを決して責めず、叱咤激励でなく、深い眠りと食物によって、十
分な休息を与える。

うつ状態に必要なものは休息だ。充分な休息に、エリヤは再び立ち
上がる事ができて、神の山ホレブに向かう。主はこのホレブで、エ
リヤに語りかけられた。ほら穴にいたエリヤに、「外に出て、山の
上で主の前に立て」と。激しい風、地震、火が来たが、その中に主
はおられなかった。人が思うような、はっきりした形ではなく、主
は「かすかな細い声」で来られた。

耳をそばだて、しっかり聞かなければ、聞こえない細い小さな声だ。
しかし、聞こうと耳を澄ます時に聞こえて来る。主に心を向け、静
まる時に、小さな御声が聞こえる。そこで主はエリヤに語りかけ
「ただ私だけが残った」というエリヤのネガティブ思考を正される。
「わたしは、七千人を残しておく」と。

エリヤは、たった自分一人だけ、孤独の中にいると絶望していたが、
主の視点からはそうではない。全く事実は異なる。今、自分に閉じ
こもって何も見えない状態なら、ネガティブにしか見えないなら、
主に正していただこう。まず、耳を澄まして、主の御声に耳を傾け
よう。必ず聞こえて来る。
------------
自己憐憫の中からでも、主の御声を聞きに出て行こう。御心はどう
だろうか、まず従ってみよう。私たちは落ち込んでも力強い主が受
け取ってくださる。