2016年07月08日(金)

「ぶどう酒がなくなったとき、母がイエスに向かって『ぶどう酒がありません』と言った」ヨハネ2:3



ぶどう酒は、当時の結婚式に必需品であり、無くてはならぬ、特別
なものであった。盛大に振る舞われ、人々はこの時には、ぶどう酒
を大いに楽しみ喜びを分かち合った。そのぶどう酒が途中で無くな
るなどと、あってはならぬ失態だ。まさに結婚式が、ぶち壊しであ
り、新郎新婦の面目まるつぶれだ。

私たちの人生も同様だ。突然に不測の事態が起こる。順風満帆の、
幸せのさ中に、突然の不幸が襲う。思いがけない苦しみが起きて、
悲しみが襲う。病気や別離、リストラ、倒産、経済的苦境、家庭の
崩壊、喜びと楽しみの源であったものを突然失ってしまう。喜びと
楽しみをもたらす、ぶどう酒が無くなってしまうのだ。

マリヤは「ぶどう酒がありません」と事実をありのまま主に告げた。
主は、時があると答えられた。マリヤは主が最善をされると信じ、
主のご計画に委ねた。それで手伝いの人たちに「あの方が言われる
事を何でもしてあげるように」と言った。すると主は、6つの水が
めに水を満たすようにと。主は、その水をぶどう酒に変えられた。
何の喜びもない味けない水を、喜び溢れる上質のぶどう酒に。

主は行き詰まった結婚式を、喜びと楽しみに変えられた。私たちも、
今、行き詰まっているなら、マリヤのごとく、主のもとへ行きあり
のままを告げよう。そして言われた事に従おう。純正の最高のぶど
う酒を与えられた。主は失ったもにまさる、更に良きものを与えて
下さる。そこで主はご自分の栄光を現わされる。
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想定外には誰もがパニックになりただちに解決したいが、私たちの
感情と御心が全く違うことは、すでに知っているのだから御心を尋
ね、行おう。従う時に良きもの主の栄光の解決を必ず拝する。